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アクリル画描きました。

パソコンでたびねこ イラストを描くようになって10年。マウス操作などの細かな作業を体が受け付けなくなってしまい、現在新しいたびねこ イラストは描いていません。
これまでに49枚(なんで50枚にしないんだという声が聞こえてきそう・・^_^)描いて、自分の中ではもう十分かなと思っています。
これ以上描いてもバリエーションを増やすだけですし、それにはあまり意味がないかなと思います。

たびねこ はマウスで描いてプリントアウトして初めて絵になるデジタル絵画です。僕はもともと左利きなんですが、なぜかマウス操作は右手でやっています。
右手はダメになったので、この後は左手を使ってアナログの絵を描きたいなと思いました。もともと左手で絵を描いていたんですからできないわけないだろうと・・。

 

ただ、アナログといっても水彩とか油絵とか色々あります。
油絵は経験がないし色々難しそうです。水彩は短気な僕には合わなそう。

それで、専門学校の時に描いたことのある『アクリル画』を描いてみることにしました。アクリル絵の具は乾くのも早いし、油絵風とか水彩風とかにも描くことができます。

まず、絵の具探しから始めました。新しきできた『U-35』というのがあってこのチューブのデザインが良かったので^_^これに決めました。
筆も色々あってどれで描いたらいいのか皆目見当がつきません。適当に良さそうなのを選んでアマゾンで発注。

キャンバスもどうやって枠に貼るのかわからないのでYoutubeで検索して、見よう見まねで貼りました。枠は昔ロボットの絵をアルミパネルに貼ったのがあってそのパネルをそのまま利用して木枠を作りました。

何を描こうか・・。バイクで走るようになって、目にするのがあちこちにある蔦が絡まった廃屋です。ある日、誰も住まなくなった酒屋さんを見つけました。古い看板とか屋根の感じがいい風情を醸しています。そこに白い猫が顔を出しているのを見つけました。こっちに気がついて慌ててその建物に逃げ込んでゆきました。ははあ、ここに住んでいるんだ。なんかいいなと思いました。

そんなあちこちの廃屋を写真に撮っていたところ、家の近所に縫製屋さん(だとおもう)の建物の壁がいい感じに蔦に覆われているのを発見。これを描きたいなと思いました。

ただ、普段やったことがないことをやるのはなかなか踏み出せませんでした。専門学校の時に2枚描いてから44年間一度も描いたことがありません。うまくできるのかというのもあるしそれよりまずどうやって描けばいいのかがわかりません。^_^
鉛筆で下書きして絵の具を乗せたら消えちゃうし、そのあとは何を目安にあがけばいいのか・・。

なんのきっかけで最初の一歩を始めたのかよく覚えていません。考えるよりまず始めてしまうことだと、どこかから声が聞こえた気もします。

始めてしまえばあとは思い通りにならない絵の具との格闘です。だいたいまっすぐな線が引けない。^_^  蔦もどうやったら蔦らしく見えるのかわからない。
なんとかそれらしい感じがつかめて来たんですが、蔦の数が多いのでえらく時間がかかる。一枚一枚鳥の足みたいなのを筆で描いてゆきます。

猫はたびねこを引きずって黒猫と三毛猫を描きました。
家のグリ(鯖トラ)とサビ(サビ猫)を描こうかとも思ったんですが、背景に涼みそうなのでやめました。

空はピンク。そのままリアルな風景を描きたいわけじゃなかったのでちょっと不思議な感じを出してみました。

 

題名は『RAKUEN』 僕の心の中にある『楽園』です。^_^

下の絵はクリックで拡大します。拡大して見てくださいね。